地球温暖化防止に向けて
2050年二酸化炭素排出量実質ゼロに向けた表明をしました
近年、地球温暖化が急速に進行し、深刻な気象災害が多発するなど、地球規模で環境の危機が進行しています。
このような中、国は、2020(令和2)年10月に「2050(令和32)年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すこと」を宣言しました。
当町においても、2021(令和3)年3月16日の羅臼町議会第1回定例会終了後に、「2050(令和32)年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする表明」をしました。
地球温暖化防止に向けた計画
第3期羅臼町地球温暖化防止実行計画(事務事業編)
羅臼町の事務事業について、自治体が自ら排出する温室効果ガスの排出抑制に取り組むことにより、町内事業者や町民の取り組みを促し、地球温暖化防止対策の推進を図ることを目的に策定しました。
羅臼町地球温暖化防止実行計画(区域施策編)
この計画は、温室効果ガスの排出抑制や削減などの長期的な目標を掲げ、今後の取り組みを加速させるため、羅臼町が持ち得る資源を最大限に活用し、町民、事業者、行政が一体となって地球温暖化施策を推進することを目的に策定しました。
省エネ設備等普及促進事業補助金を創設しました
脱炭素社会の実現に向け、一般家庭で使用する省エネ設備等の買い替え普及促進を図り、家庭からの二酸化炭素排出量を削減し、羅臼町のゼロカーボンシティを実現することを目的に補助制度を創設しました。
詳細は、こちらをクリック してください。
羅臼町公共施設等への太陽光発電設備等の導入調査業務について
脱炭素の取組を推進するため、本町所有の公共施設等を対象とした「羅臼町公共施設等への太陽光発電設備等の導入調査業務」を実施したので、報告書を公表します。
今後は、本業務結果を踏まえつつ、太陽光発電設備等の導入を推進していきます。
業務の背景と目的
国が2050年カーボンニュートラルの実現を目指しているところ、本町としても脱炭素の取組を推進する方針としていますが、その実現のためには、再生可能エネルギーの拡充が課題となっています。また、国の「地域脱炭素ロードマップ」では、「政府及び自治体の建築物及び土地では、2030年には設置可能な建築物等の約50%に太陽光発電設備が導入され、2040年には100%導入されていることを目指す。」とされており、こうした背景を踏まえ、本町所有の公共施設等への太陽光発電設備等の導入を目的として、導入可能施設の選定、発電電力量の推計、設備概略検討等を行い、今後の設備導入に向けた基礎資料を作成しました。
業務実施期間
令和6年7月16日~令和7年1月24日
詳しくは下記の報告書をご覧ください
▼公共施設等への太陽光発電設備等の導入調査業務報告書(PDF)
羅臼町再エネ促進区域の設定に向けたゾーニング支援業務について
業務の背景と目的
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーの最大限の導入が求められています。改正地球温暖化対策推進法では、円滑な合意形成を図りながら、適正に環境に配慮し、地域に貢献する再エネ事業の導入拡大を図るため、地域脱炭素化促進事業に関する制度が盛り込まれました。本町では、促進区域の設定を通じた円滑な合意形成のもと、地域のポテンシャルを最大限に活用しゼロカーボンシティを実現するため、ゾーニングマップを作成しました。
ゾーニングマップとは
ゾーニングマップとは、土地の色分けを行なうことです。地域の空間情報を重ねて議論し、「開発しても良い場所」や「開発できない場所」を決めていく手法です。
再エネの導入に適した場所を特定するために、町・専門家・地域住民などが協力して検討し、地域が納得する再生可能エネルギーの導入適地を明確にすることです。
業務実施期間
令和6年7月16日~令和7年2月25日
詳しくは下記をご覧ください
▼羅臼町再エネ促進区域の設定に向けたゾーニング支援業務 報告書(PDF)
▼羅臼町再エネ促進区域の設定に向けたゾーニング支援業務 概要版(PDF)
羅臼町再生可能エネルギー推進条例について
世界自然遺産を有する本町では、無秩序な再生可能エネルギー設備の導入や開発行為を防ぐ必要があります。羅臼町再エネ促進区域の設定に向けたゾーニングマップがまとまったことから、地球温暖化防止をさらに推進させていくため、条例を制定しました。
本条例は、再生可能エネルギーを導入する際、地域の自然環境や生活環境に配慮し、またエネルギーの地産地消を推進することを町の基本理念に据え、それぞれの責務を明確化し脱炭素と経済成長を目指すことを目的とする条例となっています。
町内で事業を考えている方は、まず町へご相談ください。
羅臼町ゼロカーボン推進協議会について
羅臼町では、ゼロカーボンシティの実現に向けて、関係者が目指す姿を共有し、連携・協働しながら、その推進及び脱炭素を通じたまちづくり(地域課題の解決)等について協議するため、羅臼町ゼロカーボン推進協議会を設置しました。
「COOL CHOICE(クールチョイス)」の推進
本町において、省エネルギー化の取り組みや、幼少期からの環境教育を積極的に展開する「COOL CHOICE(=賢い選択)」による地球温暖化対策を推進しています。
詳しくは、こちらをクリック
このページの更新日:2025年4月30日