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パンくずメニュートップページ >北方領土 >ふるさとへの想い(語り部 髙岡唯一) >「えとぴりか」その名に込めた思い

 私は、1992年10月北方四島交流等訪問事業(ビザなし交流)、1993年8月行政・議会及び関係団体代表者四島訪問団47名の一員として今後のビザなし交流・墓参・自由訪問の3事業の継続を要望する目的で択捉島・国後島・色丹島に訪問しました。当時私は58歳。高齢の関係者としての参加となりました。

 今後これらの事業に参加される元島民の高齢化を考えると、当時使用していた漁船を改造した船舶では、乗船中の宿泊・食事等における居住の安全・安定性が確保できないことから、新しい使用船舶の建造を、強く国に要請することとしました。そして、千島歯舞諸島居住者連盟我々の熱意と要望を受けて、国が使用船舶の建造を決定。その後、船名の募集があり、私は、10歳の望郷が脳裏に蘇りあの綺麗な鳥を思い出しました。

 ふるさと多楽島の海辺で遊んでいたとき水面すれすれに飛んでいた鳥を見て父親に「あの綺麗な鳥はなんという名前?」と聞いたら、「あれはエトピリカという鳥で島々を自由に渡り回っている」と教えてもらいました。その懐かしい思い出を振り返り、応募した船名が「えとぴりか」。自由に多楽島、志発島、勇留島、水晶島、色丹島など…綺麗な船えとぴりかが北方領土の海を航行する姿を思い、「これだ」と決めて応募しました。

 

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このページの更新日:2023年6月6日

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